L君の観察日記

南信州の片田舎在住の息子が受験勉強なしで大学へ進学できるか記録、観察するためのブログ

日本学生科学賞のこと

中1、中2をジュニアドクター育成塾で楽しく過ごしたL君は、中2で受講したジュニアドクター育成塾の第二段階終了後、することがないので、中3では独自に研究をすることにした。

彼はAIのが大好きになっていたうえに、ジュニアドクターの第二段階での研究の予算が結構余っていたので、先生のご厚意で、修了時にたくさんのAIに関する本をいただいた。

いただいたのは「ゼロから作るディープラーニング」シリーズだったと思う。

そのほかに科学の甲子園ジュニアの賞品でいただいた図書券3万円分も、ほぼプログラミングの本になった、、

 

そして研究したいことが決まると、目標として、「論文を書いてみる」と言い始めた。

英語で論文を書くと言っていたけれど、私が「日本語で書いて、科学系コンクールに送ってみたら?」と言って「中学生向け科学コンクール一覧」を転送したら、その中から「日本学生科学賞」を自分で選んだ。

 

それからしたこと

1、夏休み前に「レポート、論文のまとめ方」と「理科系の作文技術」を読んだ

2、自分が考えた題材での論文がすでにないかのチェック

3、夏休みはひたすら研究と結果確認。データをとる

4、論文(レポート)にまとめる。

5、夏休み中に、以前ジュニアドクターでお世話になった先生にコンタクトを取り、レポートの形式だけでも問題ないか見てもらえないかお願いする。

6、夏休み後、形式や内容に問題がないかジュニアドクター育成塾の先生に確認してもらい、研究、執筆をつづける。

7、情報分野へ応募を決め、中学校から11月初旬に直接中央審査へレポートを送付。

8、11月下旬中央予備審査通過の連絡

9、12月中旬、入選の連絡

 

このコンクールは日本全国から何万点もの応募があり、各都道府県代表3作品が中央予備審査へすすみ、その中のベスト20(特別賞と入選1等)が日本科学未来館で最終審査を受けられるコンテストらしい。

それ以外に入選2等と入選3等も選ばれるけれど、この受賞者は科学未来館へは行けない。

L君は入選3等だった。

科学未来館で審査を受けたかったのでかなり口惜しがっていた。

でも、自分で決めたことに挑戦して、やり遂げただけでもすばらしい。

中三の夏休み、彼がやったことはほぼこれだけ。

 

県立高校受験に役立つのかな?役立たないよね、、、?