L君の観察日記

南信州の片田舎在住の息子が受験勉強なしで大学へ進学できるか記録、観察するためのブログ

基礎学力テスト

入学後すぐにあった基礎学力テストの結果が返ってきた。

テストはベネッセのマークシート式だった。

 

新しく習った範囲は含まれず、中三までの確認テストだと思うけれど、学力と、学習習慣を評価される。学習習慣はアンケートに答えたものが反映される。

どちらも最高がSからDまでの5段階で評価される。

 

L君の結果

学力 A1(5に一番近い4のイメージ?)

学習習慣C3(1に一番近い2のイメージ?)

 

学習習慣はアンケートで学習時間を30分にしたしなあ、と言っていたけど、1日30分の勉強時間は限りなく事実。

逆によくあれしかやらないで学内順位30位に入れたと思う。

1学年240人の学校なので、まずは上位10%目指したら?とコメントしておいたけど、本人は順位とかは気にしていない様子。

現在の位置で狙える大学一覧に第一志望の学校は書かれていたので、このままがんばってほしいと思う。

 

毎日4時間の通学時間、全くしない学校の勉強、楽しくて仕方ない部活、鉄道やPCなど、趣味のあう新しい友達を得たL君の今後はどうなっていくのか、一応進学校の指導のもと、少しは大学受験の勉強を始めるのか、母の見守りは続く、、

 

 

中高一貫校の鉄オタたち

クラスでの自己紹介で鉄オタを暴露したL君に、他クラスからも声をかけてくれる同志が増えてきた。

L君の学校はクラス単位で授業を行わず、教科ごとに教室を移動して、複数クラスの生徒が混ざって授業を行う。

なので、さまざまな場面で「電車好きなの?」と他クラスの生徒も声をかけてくれるらしい。

 

今のところ、仲良くなったのは、ほぼ、附属中あがりの鉄オタさんたち。

「附属中は鉄オタ多いんだよね~」といいながら、中1から中3までの鉄オタが一堂に会して休みの日にした「鉄オタ談義」の動画を見せられたらしい、、

 

見せてくれたお友達は下級生たちに

「先輩、高校に鉄道部を設立してください!」

と送り出されたそうだが、クイズ研究会に入ったので「裏切者」と言われているらしい、、

 

同じ敷地内だし、今度は中高合同で鉄オタ談義すればいいのに。

 

L君はいつか休みに飯田線上諏訪豊橋行きに乗ってみようかな、、と考えている。

往復したら1日中電車に乗ってることになるけど、本当にやるの??

片道6時間くらいかな?もっとかかる?

どうせなら学校の鉄オタ仲間たちと一緒に乗ってずっと鉄道談義すればいいのに。

何人参加するだろ、、

去年、北信のお友達のところへ行ったとき見たなつかしい車両。

これって昔の東海道線だよね?

 

今年の活動目標 

L君は物理部室の新しい住人となった。

昨日部活発足式があり、物理部では3名の部員と5名の新入部員が自己紹介をし、それを発足式として、後はいつも通りそれぞれ思い思いのことをしていたらしい。

みんなでしたことと言えば、机の上でラジコンをして、車を転落させて壊したメンバーのために、みんなで車を分解して修理したり、、

ゲームしている部員も、PC開いて論文のアイデアメモしてるL君も、3Dプリンターでの製作物の設計している部員も、みんなゆるーくしゃべりながら部室に集まるそう。

楽しそうでいいね。

 

L君の今年の活動目標

ニューラルネットワークの研究を続けて、日本学生科学賞でベスト20に入り、日本科学未来館での発表に参加し、怖い先生方に質問などをされて揉まれたいということが第一目標。

プラス、中学のロボコン班出身の二人に誘われて、二人がやっていたロボコンのメンバーに加わって、ソフト面を担当する?つもりらしい。こちらはあくまでできる範囲での参加、、

 

日本学生科学賞を本気で狙うなら、分野的にもやっぱり、サポートがほしいけれど、だれにサポートをお願いすればいいのか、、

昨年はジュニアドクター育成塾の第二段階修了後すぐだったので、ジュニアドクターの先生にお願いしてレポートをほぼ書き上げてから内容や形式のチェックをしてもらえた。信州大学の先生には、本当に感謝してもしきれない。

しかし、高校生になった今年は?どうしよう、、

 

ということで、L君はジュニアドクター育成塾の高校生版、「グローバルサイエンスキャンパス」に応募したいと言って調べている。

近隣の県の高校生対象という条件の中で「長野県の高校生」を対象にしてくれている金沢大学、、公共交通機関で6時間、、、長野からは新幹線で近いけれど、長野まで電車で3時間くらいかかるからなあ。

 

これは無理だという話になって、名古屋大学東京大学が候補だけど、さすがに狭き門な気がする。でも応募してみないと何も始まらない。

 

毎月2回程度、土曜日の講義、研究室からのサポート。

L君の夢がぎっしりつまった各大学のGSC。

名古屋まではバスで2時間半、東京まではバスで3時間15分。

東京には私の家もあるから、金曜の学校終わったら、学校からそのままあずさで東京の家に帰れば2時間半くらいだし。東京に通えたらいいなあ、、、

L君のやりたいことにかける意欲は素晴らしい。

 

でも、授業始まったら宿題がでなくなって、まったく学校の勉強やってないんだけど、学校の勉強は大丈夫なのか??

定期テストの結果を見るのが恐ろしい、、、、テストなんてなければいいのに、、

L君の朝6時前の通学路。駅まで1キロちょっと。最寄り駅から学校までも1キロちょっと。中学は片道3キロだったので、運動不足が少し心配?

新生活と部活

入学後、怒涛の1週間が過ぎた。

授業については「まあ普通」とのこと。まだ宿題もほとんどないらしい。

クラスメイトとは普通に話せて、、2名ほど友達もできた。

そのうち1名は附属中上がりの鉄オタ(L君と同じ音が好きなタイプ)で、体育の授業で学校の外周を走る際、好きなインバーター音を口真似しながら一緒に走るらしい。

お友達が好きなのは東洋GTOらしい。さっぱりわからん。

 

部活は数学研究会と物理部を見学して物理部に決めたそうだ。

数学研究会→数学オリンピック対策部活

物理部→なんでも好きな研究をしてOKの自由な部活。PC好き、機械好き、プログラミング系はこちらに所属。L君の参加した科学の甲子園ジュニアのチームメイトはここに入ってロボコンを続けるらしい、、

 

理系部活は天文気象部と化学部と生物部があるらしいが、情報系はないので、そのあたりは物理部に吸い込まれるらしい、、、

 

というわけで、放課後は毎日物理部の部室でPCを開いてニューラルネットワークの研究をし、家が遠いので5時過ぎに切り上げて5時半の直通電車で帰ってくる。

7時半に帰宅し、食事、シャワー、少し研究、21時就寝の生活。

すごく忙しそうだけど、中学とは比べ物にならないほど楽しそう。

特に少人数の部活が、、

 

親としては遠くても好きな学校に行けて良かったなと思う反面、こんなに忙しくて大丈夫か少し心配。

朝も5時前に起床してPCに向かってるし、、

お勉強はついていけてるのかしら?

 

受験前に受験の心得や情報を得るために通わせていた近所のフレンチレストランでやってる個人塾、先生と話が合って行きたがっているので週末行けるときは行っている。

その送迎の合間に近くの公園でランチ。

受験前から文系プラチカという問題集や共通テストの良問を解いているらしいが、この塾に行かせて学校の成績に反映するのだろうか?

 

 

入学式から

先週、入学式があった。

高校が6クラス(高校入学組が4クラス、附属中学からの進学組が2クラス)と、附属中学の新入生2クラスでの合同入学式。

L君も私も同じ感想だったが、式では同窓会会長のお話がかなりのインパクトだった。

「この変化が早く不透明な時代」、と現在のことを語りだし、「ロシアによるウクライナ侵攻、ガザ騒乱」と話し出したので、まあ、そうだよねと思っていたら、「アメリカの分断、羅針盤を失った日本」と続いて、羅針盤、なかなか使えない表現だとうなってしまった。

外来語が飛び交う時代だからこそ、心に響く、、

あと、「国歌斉唱」がなくて、プログラムに「国歌」と書いてあったけれど、歌入りの君が代が流れて、みんな聞いているパターン、、

歌わないの??

 

子供たちが教室に移動している間、保護者にはPTAの説明と加入してほしいというお願いがあったり、「情報1という科目をせず、探求基礎を履修してもらいますが、情報1の内容ももちろん学ぶし、SSHではそれが認められています」という説明があったりした。

L君がわざわざ遠方のSSHに進学したのはまさしくこのためで、彼は中学からやっているニューラルネットワークの研究を高校の探求でも続けたいらしい。

 

L君の通う学校にはいわゆるクラスの教室はなく、授業のたびに教室移動するので、机にものを置けない。

一応朝は決まった「ホームルーム教室」へ集まるらしいが、、

中学の机がお便りとぐちゃぐちゃになったプリントでゴミ箱のようだったL君、これでお便りを家へ持ち帰るようになるといいけれど、、

 

今日も元気に6時前に家を出て行ったL君。

高校生活、楽しめるといいけど。

 

春休みの過ごし方

合格発表の後、やっと春休みの気分が味わえる。

学校からは大量の書類と課題が送られてきた。

課題は国語、数学、英語の3冊。

毎日プログラミングに忙しく、勉強している様子がないので、終わるか不安、、私が仕事中の一人の時間を有効活用してほしいわ。

 

会社で同じように中三の子を持つ同僚と何気なくした会話。

 

私「春休みだから息子が毎日家にいていやだよね~」

同僚「うち、息子毎日出かけちゃって家にいないんだよね。息子はバカだけど彼女は頭いいから、高校別になっちゃうから今のうちに沢山会っておくって、なぜかダブルデートしてて、、」

 

彼女とかダブルデートとか憧れる。

L君、PCの前から離れないし、出かけたとしてもPC持って図書館とかだから、、

 

L君にこの「彼女」のこと話したら、

「そういえば電車のインバータ音についてアドバイスくれた人がモーターのこと彼女って呼んでたわ」

「彼女」人ですらないらしい、、、

「え、じゃL君の彼女はどんな感じよ?」

「うーん。語りかける対象ってイメージならマクローリン展開とか?」

やっぱり「人」じゃないうえに「もの」でもなかった、、、

 

ちなみに東京のおばあちゃんのところへ進学報告へ行く際、電気通信大学でのプログラミングコンテストに参加する予定らしく、今もオンラインで海外のプログラミング講座受けてるし、彼は春休み、プログラミングしか予定ない、、

 

いつの日かL君にも人間の彼女とかできるといいなあ。

 

合格発表とお祝いの話

今日は高校の合格発表だった。

 

高校での掲示は8時半から、ネットでの発表は9時半と中学校から言われていたのだが、紙媒体で掲示される伝統的な合格発表の方式もいつまで見られるかわからないので、わざわざ発表を見に現地へ行ってきた。

L君は一人で電車で行くと言ってきかないので、私は後追いで車で行って、帰りはL君を回収して鰻を食べて、買い替えるPCを見てくることに。

中央道が結構工事をしていて、8時半を過ぎてから最寄りの駐車場に到着した私に、L君から「受かってたわ」と報告があった。

 

なんとか学校にたどり着いて合格発表を見る。

イメージより、掲示が小さくて、相当近づかないと受験番号が見れなかった、、

テレビカメラがいるけれど、人は多くなく、盛り上がりに欠ける感じ。

 

まあ、今はほとんどの人がネットで発表見るだろうからね、、

 

点数開示はオリエンテーションの時に頼めばいいかね、と言いながら鰻を食べた。

出身の中学校に受験当日の点数を知らせるという謎のシステムがある。発表当日は落ちた人が点数開示してもらって、二次募集を探すので、当日の開示請求はしないように言われている。

 

その後、入学準備とお祝いの話になった。

L君の父親はイタリア帰国中に「進学のお祝いに金塊を贈ろうと思ったけど、注文してから3週間かかると言われて間に合わなかった」と言っていたが、日本では金とかもらっても困るから、とL君からお祝いにGPUをリクエストされていた。

ノートPCも酷使されてかなり不具合が出ているので、次のプログラミングコンテストまでに買い替えたい。

 

帰り道ヤマダ電機で、L君の大好きなディープラーニングに耐えうるスペックのPCなどを探し、酷使したたために画面に頻繁に横筋が入るノートの修理についても確認する。

夜通し、熱くならないように立てられてなんか学習させられていた富士通FMV,たった3年で変わり果てた姿に、、

 

中学のお友達はお祝いに軒並み高額なスマホを買ってもらっているけれど、L君は今使っているASUSsimフリースマホで十分だから、i phoneにお金かけるくらいなら家で深層学習ができるPCに買い替えてほしいとのこと。

i phone本当に高いよね、、なんでみんなスマホにあんなにお金かけるのかしら?

 

とりあえず、4月から念願のSSHに進学するL君。

高校生活も楽しんでほしい。