2011年に日本へ移住してきてから、夫のイタリアの家は空き家で、年1回、冬に帰国した際に滞在してきた。
クリスマスシーズンの滞在で、夫は3週間程度、私とL君は8日程度滞在することが多かった。
コロナ禍で渡航できなかった3年間、夫はイタリアの家の維持に頭を悩ませていた。
北イタリアにある小さな家だけど、税金と水道、電気、ガス代は最低限払っていて、私たちの渡航費と滞在費を合わせると毎年60万くらいはかかってはいた。
その費用を捻出しようと長野の家の空き部屋で民泊をして、うまくいっていた、、
が、コロナで渡航できないうちに家の給湯システムが故障したらしく、凍結防止のために最低で入れていたガス給湯の温水暖房が普通に作動してしまったらしく、しかもウクライナの戦争問題もあり、ガス料金が4倍に跳ね上がり、小さな空き家にガス代80万円の請求がきた。あれには夫も焦っていた。
航空券も一人25万円程度に価格が跳ね上がり、民泊で稼いだ金額では完全に赤字、、
他にも色々家のメンテナンスが必要になり、せっかく帰国しても家のメンテナンスに時間とお金を費やすことに、、庭のキウイの木のジャングル化問題など、、
そんな理由で昨年、ついにイタリアの自宅を手放した。
今回、その家の売却額を所得として確定申告にいったのだが、それは色々理不尽でつらい作業だった、、、
長くなったので確定申告の詳細については次回へ続く、、
売ってしまったお家の近くの町にて。家はなくても夫の親戚や友人はいるので、L君の受験終わったら、今年は家族で帰りたいなあ。